曲目解説
= みつかい歌いて =
メロディーは「グリーンスリーブス(=緑の袖)」というタイトルで良く知られており、16世紀頃にイングランドとスコットランドの国境付近の地域で生まれたといわれている。ルネサンス期の服飾では、袖は身頃と別々に仕立てられ、本体とは独立した一対として扱われており、付け替えが可能であった。そして、この袖を恋人同士の愛の証として交換する風習があったという。つまり、この曲の「グリーンスリーブス」は、失恋した相手女性そのものを指している。恋愛を象徴する色の中で、緑は気まぐれな愛、失恋、不実な恋などを表しています。草木の緑が季節で色を変えるように、移ろいやすいことに由来するようです。
1865年にウィリアム・チャタートン・ディックスという人がこのメロディーに聖書の物語に基づいた歌詞をつけ、クリスマス・キャロルとして世に広まりました。
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